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横浜市南区蒔田駅の宮本皮ふ科・形成外科クリニック 皮膚科、アトピー、じんましん、水虫、ニキビ、湿疹

じんましん

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じんましんとは

じんましんとは、皮膚の一部に赤みに伴い皮膚の盛り上がりができて、しばらくすると消えてしまう病気のことです。
たくさんの皮膚の盛り上がりができますが一個一個はだいたい2時間ぐらいで消えます。
じんましんは激しいかゆみを伴うことが多いので、そのたびにストレスを感じたり、かきすぎてしまうこともあります。
症状やメカニズムを十分に理解したうえで、適切な対処法をとれるようにしておきましょう。

じんましんの原因

 

じんましんには、アレルギー性のものと、非アレルギー性のものがあり、それぞれ原因は違います。
アレルギー性じんましんの原因となるのは、食べ物、食品添加物、動植物などです。一方、非アレルギー性のじんましんは、摩擦や圧迫、熱さ、寒さなどが原因で起こるものです。非アレルギー性じんましんでは、かゆみが伴わないことも、まれにあります。
 
●アレルギー性のじんましん
・食べ物
魚介類、肉類、卵、乳製品、穀類、野菜、食品添加物
 
・植物・昆虫など
ゴム、ハチなど
・薬剤
抗生物質、解熱鎮痛剤、咳止めなど
*このうち、薬剤が原因で起こるアレルギー性じんましんは、重篤化する可能性もあるため、早めに受診しましょう。
 
●非アレルギー性のじんましん
・物理的刺激
摩擦(下着による摩擦など)、圧迫(買い物カゴやバッグを持ち手による圧迫など)熱さ、寒さ、振動(マッサージ器のよる振動など)、日光など
・入浴や運動による発汗など
血液疾患、膠原病などがある人、心身のストレスの強い人では、運動や発汗が刺激となって、じんましんになることがあります。
・原因不明のもの
体内で発生した刺激症状の物質によっておこることがあります。
 

じんましんの症状

 

じんましんは、最初に蚊に刺されたときのような赤いふくらみがあらわれ、それがだんだんと広がったり、体のあらゆるところに出てきたりします。その時には、かゆくて仕方ありませんが、多くは2時間ほどたつと跡形もなく消えてしまうのが非常に特徴的です。
じんましんであらわれる盛り上がりは円形、楕円形のものから、直径10cm以上の地図状のものまでさまざまです。症状が強い場合は、次々と新しいものができ、広い範囲に広がることもあります。
また、まれに、まぶたや唇などが腫れたり、気道や腸の粘膜が腫れ、息苦しさや下痢などの消化器症状を起こしたりすることもあります。そのような場合は危険な状態ですので、受診ください。

じんましんの治療

まずは検査をしてじんましんのタイプを調べてから薬物療法やスキンケアを中心に治療を始めます。また、原因が分からないものに関してはしっかりと原因がわかるまで慎重に調べます。
 

原因となる悪化因子の除去や回避
検査の結果からわかる原因、悪化因子を日常生活から取り除いてきます。
例えば洋服が刺激となってじんましんが現れるのであれば、木綿製などの生地がやわらかくゆったりとした着心地のものを選ぶようにします。汗が原因となる場合は発汗を促すような刺激物を摂取することを避けたり、激しい運動を控えたりして汗をかかないようにするなどじんましんの原因に基づき対策をとります。

 
薬物療法

発症してから1ヶ月以上経った慢性的なじんましんだと、皮膚以外に異常がみられなくても原因を特定するのが難しいことがあります。しかし、多くのじんましんはヒスタミンによって症状が現れるので、抗ヒスタミン薬を中心とした薬物療法を主体として行われます。
他の薬剤と組み合わせることや量を調整しながら自分に合う薬を見つけることを目指します。
抗ヒスタミン薬はじんましんの治療の基本となる薬剤ですが、それだけでは治療が進まない場合は、補助的治療薬を使います。
 
日常生活の注意
じんましんは様々な原因が影響して症状が現れますが、原因は分からなくても普段の生活に気を付けることでじんましんになりにくい体質を作っていくことができます。ストレスや疲れがたまっていたり、風邪をひいたときにじんましんになりやすいので、規則正しい生活を送って健康を保つことが大切です。
特に、心と身体のストレスは、限度を超えると様々な病気の原因となったり症状を悪化させることがありますので睡眠をよく取り、過労に気を付けて適度にストレスを発散させましょう。
また、熱いお風呂に入って身体をごしごしこすると、その時は気持ちが良くても後で悪化するので避けるましょう。
食事の面では、以下のようなことを意識してください。
・肉類や魚介類はできるだけ新鮮なものを食べるようにする
・防腐剤や色素を含む食品を控える
・過度の飲酒もじんましんには悪影響を及ぼす恐れがあるので、アルコールはほどほどに楽しむ

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