水虫は、正しく言うと足白癬(あしはくせん)といい、白癬菌という真菌(カビ)の一種が足の皮膚に寄生することが原因で起こる皮膚病です。
その白癬菌は、皮膚の表面にある角質の成分であるケラチンが大好物で、足の裏でどんどん増殖し、生命力がとても強く、水虫の人の足からはがれ落ちた垢(あか)や皮膚の中でも生き続ける厄介な菌です。
水虫は、正しく言うと足白癬(あしはくせん)といい、白癬菌という真菌(カビ)の一種が足の皮膚に寄生することが原因で起こる皮膚病です。
その白癬菌は、皮膚の表面にある角質の成分であるケラチンが大好物で、足の裏でどんどん増殖し、生命力がとても強く、水虫の人の足からはがれ落ちた垢(あか)や皮膚の中でも生き続ける厄介な菌です。
水虫の原因は、プールや温泉などの足ふきマットををふみ白癬菌が付着して、感染します。そして高温度、多湿のもとで爆発的に増幅します。長時間、靴を履く生活をしていることにあります。
それは白癬菌が、湿気があって温かいところが好きということから靴を長時間履いていると靴の中が体温で温まり、足が汗をかいて湿気が多くなるからです。
つまり、靴を長く履き続けるということは、白癬菌が大好きな環境を提供していることになってしまいます。
また、最近では女性の患者様も多くなってきています。それは女性の中でもバリバリ仕事をこなして一日中靴を履きっぱなしの方が増えているからです。
水虫には、主に4つの症状が発生します。
・趾間型(しかんがた)
水虫の中で一番多いのがこのタイプです。
○足指の間の皮が白くふやけてむけてかゆみを感じる
○それがひどくなると、ただれたりする
・小水疱型(しょうすいほうがた)
○土ふまずや足の側面に小さな水ぶくれができ、強いかゆみを感じます
○水ぶくれが破れると、皮がむけます
・角質増殖型
○以前よりかかとの皮膚が厚くなる
○皮膚がぽろぽろと落ちる
○かゆみ
・爪白癬(つめはくせん)
水虫を放置していると、この爪白癬を併発することが多くあります。
○爪の色が白色や黄色に濁る
○厚くなってぼろぼろと欠ける
水虫は自然に治ることはないのでしっかりと治療をしましょう。また、再発もしやすいので、治っても日々のケアをしっかりとしましょう。
水虫には多くの民間療法がありますがその患者様にあったお薬がありますので、一度受診していただき、症状やその部位に合った治療薬を処方いたします。
また、水虫は治療するのに時間がかかりますので根気よく継続して治療薬を使用しましょう。
水虫ほど、日頃からの予防が大事な病気はありません。
下記の5つの予防法をしっかり覚えて、水虫にかかるリスクを減らしましょう。
・お風呂あがりは、足の湿気をしっかりふきとって乾燥させること
・足は、指の間1本1本まで丁寧にやさしく洗うこと
・家族で足ふきマットやスリッパ、爪切りを使うときは、可能な限り別々のものを使うこと
・靴は毎日違うものを履き、一度履いた靴はこまめに乾燥させること
・職場では靴からサンダルなどに履きかえ、足を蒸らさないこと